秋冬のキャンプは日中は暖かく過ごせても、朝晩はかなり冷え込むのが特徴ですね。
秋の寒さであっても場所が山となると、あなどれませんよね。
さてさて、キャンプの防寒対策どうしようかな。
この記事では、寒い季節のキャンプの「寒さ対策」をご紹介します。
節約キャンパーなのでコスパ重視です!
目次
秋冬キャンプの特徴
秋冬のアウトドアでは、日中動いていると暖かく感じる日もありますが、
日陰や、風がある日、日が沈んだ後は厳しい冷え込みがあります。
ポイントになるのは、昼間と夜の寒暖差に対応できる準備です。
地域によっても差があると思いますので、南のほうの地域で温かい分には問題ないですが、
より北に位置する土地であれば装備を充実させてお出かけください。
1.あったかウェア
まず真っ先に考えたいのは服装ですね。
服装に関しては秋でも冬想定でいいと思います。
- ダウンジャケット
- 厚めコート
- 冬用靴下
- 帽子
- マフラー
- レッグウォーマー
- 手袋
- 腹巻(お腹弱い人)
薄いトップスから厚手のものを重ねれば秋は◎だと思います。
冬は薄手から厚手を数枚に重ね、ウール素材を重ねると◎です。
3つの首と言われる、首、手首、足首を保温できていることがやはり大事です。
気温が下がってきたら、マフラー、アームウォーマー(手袋でも)、レッグウォーマーでしっかり寒さ対策しましょう。
繰り返しになりますが、脱ぎ着しやすい調節しやすい重ね着が良いです。
2.体を温めるカイロ
必ず持っていきたいのはカイロですね。
今はたくさんの種類がお店に並びます。
基本のカイロで十分です。
心配な人は足用があると、足先から温められます。
〇貼るカイロ(ノーマルな四角いやつ)12時間程度持続
〇貼らないカイロ(ノーマルな四角いやつ)12時間程度持続
〇足裏用のカイロ(靴下の足裏に貼るタイプ)8時間程度持続
ホッカイロを効果的に貼る場所は?ツボを抑えるとあったかい!
- 首の後ろ…頸動脈と言われる太い血管が走っているので、首の後ろに貼ると体中が温まりやすくなります。タートルネックなどの後ろに貼るか、マフラーの中にしのばせると良いです。
- お腹…全身の冷えが気になるときには、お腹に貼るのがおすすめです。おへそから5センチほど下にある「丹田(たんでん)」というツボを温めると、お腹の奥の冷え予防に役立ちます。
- 背中…背骨に沿うように、左右に2枚貼り付けると肩から背中にかけての筋肉を温めることができます。
- 腰…冷えによる腰痛がある方は、おへそのちょうど裏側にある「命門(めいもん)」というツボに合わせてカイロを貼りましょう。命門から指二本分外側にある「腎兪(じんゆ)」は冷え予防に効果的なツボです。両方カバーできるように、カイロは横向きに貼ると良いです。
- 足首…足のくるぶし付近には、首と同じように太い血管が走っています。内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみには、足腰の冷えや痛みを和らげる「太谿(たいけい)」というツボがあります。アキレス腱を真ん中にして、外くるぶしと内くるぶしをつなぐように貼ると効果的です。
ただ貼り続けると低温やけどする可能性もあるので、皮膚の薄い方や高齢の方は注意が必要ですよ!
あと長時間おなじ場所に貼るのも危ないです。睡眠中は使用しないほうが良いでしょう。
3.底冷え防止エアマット
底冷えを遮断できないと、背中の冷たさで眠れなくなってしまいまいます。
エアマットがあると、寝るときの地面からの冷気をシャットダウンできます。
コット(アウトドア用のベッド)も良いですね。
エアマットはいろんなタイプがありますが、選ぶ際のポイントがあります。
なるべく分厚いマットを選びましょう。(できれば10センチくらいほしい)
コットであれば、高さのあるハイタイプがおすすめです。
今ではハイ&ロータイプも出ているので、用途で使い分けるのも良いですね。
エアマットの断熱性をR値で判断できる?R値で寒さ知らず!
一般的に遮断性を表す「R値」という値を見て判断することができます。
簡単な表にしてみると、
環境 | 目安R値 |
夏 | 1~2R値 |
春・秋 | 2~4R値 |
冬 | 4~6R値 |
極寒 | 6+R値 |
この目安を基準に、秋の項目は「2~4R値」となっています。
冬の項目は「4~6R値」となっています。
極寒地域であれば「6R値以上」のものが良いです。
また「寒さに弱い人」と「寒さに強い人」によって感じ方は違います。
あなたが寒さに強いか弱いか考えて、
秋にキャンプへ行くのか、冬なのか、極寒地域なのかで適当なR値を見つけてください。
秋 | 冬 | 極寒 | |
寒さに弱い人 | 4R値 | 6R値 | 7R値以上 |
寒さに強い人 | 2R値 | 4R値 | 6R値 |
ぜひ参考にしてみてください。
R値を見てエアマットを買えば、買って持って行ったら思ったより寒かった~ってことを避けられます!
4.温かく寝られる寝具
寒くて寝られなかったという事態は避けたいですね。
エアマットと併せて、寝袋は冬用を選びましょう。
荷物に余裕があるなら、
ブランケットや毛布など重ねられる寝具を複数枚持って行きましょう。
防災用具にもなる銀シートもあったかいです。
かさばる寝具は「温かさ・薄さ・軽さ」を重視して選びましょう。
5.近くの温泉を活用
多くのキャンプ場の近くには温泉や銭湯があります。
冷たい空気で冷えた体を湯舟でよくあたためましょう。
湯冷めしないように、帰りの防寒具も忘れないでください。
せっかく温まった体が冷えないように、行きより重装備にしましょう。
とくに、防寒ウェアのところでも触れた、3つの首を暖かくしてキャンプ場に帰ってこれば、湯冷めを避けられます。
女性であれば腹巻あたりもしておきたいところです。
キャンプでの冷えは大敵です!
温泉がなければ、寝るギリギリまで焚き火で体を温めるなどの対策をしてください。
6.焚火リフレクターを使う
焚火の周りに反射板(リフレクター)をすると火の熱が反射して、
ただ焚火をしているよりずっと暖かくなります。
風も防ぐことができるので、体感温度をより上げることができますよ!
多少コストが上がりますが、秋から冬にかけてキャンプを楽しみたい方はぜひ購入をおすすめします。
リフレクターにも種類があります。
- アルミ(金属製)
- ステンレス(金属製)
- ポリコットン(生地)
- ファイバーグラス(生地)
- コットン(生地)
タイプは金属製と生地にわけることができます。
どちらもメリットとデメリットがあります。
タイプ | メリット | デメリット |
金属 | 輻射熱や光をよく反射するので暖かく明るい。 設置が簡単にできる。 火が燃え移りにくい。 費用が安い。 | 見た目がシンプル。 重量がある。 |
生地 | デザインがおしゃれ。 軽くて持ち運びやすい。 紐やペグでしっかりと固定できる。 | 組み立てに数分かかる。 火の粉で穴が開く場合がある。 熱の反射が弱い。 費用が高い。 |
※コットン100%は生地タイプですが、重量があり、火の粉が燃え移りにくいという特徴があります。
熱の反射率や、重さ、デザインの好みを比較して選びましょう。
寒い季節だけじゃなくて、春夏の風の強い日にも活躍するので買って損はないです!
7.ご飯のメニューを工夫
ここまでは体の外側から温める方法を考えてきました。
今度は体の内側から温めましょう!
メニューにスープ類をプラスしましょう!
作るのが面倒だったら、インスタントの味噌汁やスープでも十分です!
スープの温め効果!知っていますか?
スープは温まった気がするだけでなく、実際に体を温める効果に優れています。
スープを摂取後は、腹部の体温が平均で約1度上昇します。体温が1度上昇すると、免疫力もアップします。
「とろみのある」スープは摂取120分後も体を温める効果が持続するという試験結果もあるほどです。
とくに冷える夕食や朝食に汁物を一品プラスすることをおすすめします。
ショウガなどを使ったスープは良いですね。
唐辛子は発汗した後で体を冷やすのでやめておきましょう!
ご飯のしめにラーメンっていいですね。
汁まで飲めばぽかぽかですね。
8.こだわらないなら車中泊
どうしてもテントで寝たい方は無視してください。
テント泊にこだわらないなら、車中泊がおすすめです。
車中泊がテントよりも暖かいのは当然ですね。
テントは春夏だけと決めてしまえば、必要以上の心配や出費、荷物の多さを抑えられます。
テント泊のためにあれこれ暖房器具を買いそろえる必要もないので節約にもなります。
せっかくのキャンプならテント泊したいけどね!
本当に寒さに弱い人は車中泊を考えてみてね!
実録【対策振り返り】秋装備で11月20.21日キャンプに行ってみた【東海地方】
行ってきました!一泊キャンプ。
- 天気は晴れ
- 山奥でありながら、標高はそれほど高くない
- 最高気温20度
- 最低気温8度
- 風なし
寒暖差はありますが、日中はぽかぽかでした。
夕方頃まで動いていれば、ユニクロ極暖ヒートテックにユニクロのフランネルシャツ一枚で十分でした。
日が完全に落ちると、その上にユニクロのライトダウンを着ました。
それで充分に暖かかったです。
焚火にあたれば、なおさらぽかぽかでした。
夜は車中で過ごしましたが、厚着して寝袋は肩が凝るので服を脱いだのですが、
極暖ヒートテック一枚で充分暖かかったです。(お腹と足裏のカイロ貼った状態)
足裏は暑くて途中で脱ぎました。
秋とはいっても、風もない気温高めの一日でした。
これで風があったら体感温度はぐっと下がりますからね。
備えあれば憂いなし、ですから、荷物に余裕があれば余分に持っていくことをおすすめします。
まとめ
取り入れられることがあったら、試してみてください。
秋は冬と違って一日のなかの寒暖差が大きいです。
冬は日中通して寒い日が多いですね。
秋冬キャンプには調整できる衣類が重宝します!
体温が下がると免疫力も落ちますし、寝られなければ、疲れも倍増します。
本気の寒さ対策をしてキャンプしてきてください!
いってらっしゃい!!( *´艸`)